TOEIC学校、TOEICスクール、TOEIC塾、TOEIC講座の選び方

TOEIC学校の中には小規模なTOEIC塾から中規模のTOEICスクール、大学等が関与しているTOEIC講座、英会話スクールが提供するTOEIC講座、通信教育、個人塾のTOEIC講座、資格専門学校によるTOEIC講座など、様々な業態があります。
また、教師もネイティブ教師の場合と日本人教師の場合があり、料金も様々です。皆様にあったTOEIC学校を探すために確認すべき点を以下まとめてみました。

TOEICスクールの判断基準

・英語に関する豊富な専門知識
・TOEICに関する豊富な専門知識
・教えることに対する豊富な専門知識と経験
・結果を出すことに対する姿勢と経験
・講義?少人数クラス?マンツーマン?

英語に関する豊富な専門知識について

TOEICスクールとして、講師に英語力が必要であることについてはおそらく説明が不要だと思います。
単に英語が流暢であるだとか発音が良い、もしくはTOEICで満点を取ったことがあるだけで英語に関する豊富な専門知識があるとは言えません。文法知識、単語量など総合的な英語力が必要です。

TOEICに関する専門知識について

英語を母国語とするアメリカ、イギリス、オーストラリア人は英語の会話力は高いと言えますが、多くの場合TOEICテストに対する知識がかなり薄いです。試しにTOEIC講師と自負するネイティブ講師に以下の質問を投げかけてみてください。
“How many parts are in the TOEIC test?”「TOEICにはいくつのパートがありますか?」
“Is there a writing section in the TOEIC test?”「TOEICにはライティングテストがありますか?」
これらの質問はTOEICテストに関して、ごく基本的な物であるというのは一目瞭然ですが、現にこれらの質問にさえ答えられないネイティブのTOEIC講師はかなりたくさん存在します。
TOEICテスト全7パートの特徴と問題数、時間配分等の知識は大前提として、TOEICテストで出やすい単語、出にくい単語、問われる文法知識などに精通していないにもかかわらず単に英語を教えればいいと思っている学校のTOEIC講座を受講してしまうとあまりTOEICの点数アップが期待できるとは言えません。
ただ、ネイティブ講師から英語を学んだ方がリスニング力が強化される場合も多く、TOEIC学校によっては策略的にTOEICに関する知識のないネイティブ講師にTOEIC講座を担当してもらう学校もあります。

英語を教えることに対する知識と経験について

専門知識について

「英語が話せる」と「英語を教えられる」は違います。
今これを読んでいただいている皆さんはおそらく「日本語が話せる」と思います。
しかし、だからといって「日本語が教えられる」と言えるでしょうか?
例えばこんな日本語の質問に対して答えることはできますか?
「嫌いだから」→〇、「嫌いから」→×、「難しいだから」→×、「難しいから」→〇
「だから」と「から」はどう使いわければいいのですか?
これに対してはやはり日本語の文法に対する専門知識がないと答えられません。

経験について

文法を説明する際に文法本をそのまま読む事は誰でもできます。
一つの文法の説明方法をいくつ持っているか、相手の英語レベルに合わせて言葉を変えて説明することができるか、どういうタイミングで、どういうトーンで、どういう順番で伝えるべきか、これはやはり現場での経験によってのみ培われていきます。
ただ、講義となってしまうと一方的に話すだけなので、時として自分よがりな教え方になってしまう可能性があります。
また、対話式、もしくはマンツーマンでも経験が単に長ければいいという問題でもありません。
どれだけ相手の気持ちに立って考え教えてきたかという「質×量」の経験がよりよい教授法を育てます。
試しに入学前に担当教師に自分の苦手な文法をどう説明するかを試してみると良いでしょう。

TOEICの結果を出すことに対する姿勢と経験

教えることが上手い人が結果を出すことに長けているとは限りません。
なぜなら結局結果をだすのは受講生であり、教師ひいては学校側はそれを手助けするだけだからです。
教師の立場で正論や理想を述べる事は容易ですが、やる気にさせ、それを持続させるTOEIC学校こそがよい学校といえます。
例えば体重を落とすためには適度な運動をし、食生活を見直す必要があります。おそらくほとんどの成人はこれを知っています。
これはTOEICテスト対策についても同様のことが言える場合があります。
ありきたりですが、よくこんなアドバイスを聞きます。
「毎日10分でもいいから英語を聞く習慣をつけましょう。」
一見正しいアドバイスにも見えますがこのアドバイスには重要な要素が欠けています。
何を聞けばいいか?
聞き流すだけでいいか?
何を意識して聞くか?
TOEICでどういう効果があるか?
もし本気でTOEICの点数をあげようと考えているのであれば、きちんとこういった部分を教えてくれるはずです。
またきちんとできているかを確認、フォローしてくれる学校でなければ講義をビデオで見るのとあまり変わらないかもしれません。

講義形式 vs 少人数クラス vs マンツーマン

講義形式

長所:比較的講師が著名人である場合が多く、経験豊富であることから内容が正確であり、料金が比較的低め。
短所:質問する機会が少なく、本を読むのとあまり変わらない場合がある。

少人数クラス

長所:質問する機会がある。また一緒に学ぶ仲間がいることから、自分の理解度を相対的に判断することができる。
短所:質問する機会が限られている。またクラスメートのレベルが合わない場合、スムーズにレッスンが進まない場合もあり得る。

マンツーマン

長所:いつでも自分の納得いくまで質問することができ、自分のペースで勉強できる。
短所:料金が高めであり、教師の質にばらつきがある。また自分に甘くなり過ぎてしまう危険性がある。

結論:
講義形式のTOEICスクールに通う場合は質問する機会が確保されているか、内容は自分の希望通りか等を確認してから入学を決めると良いです。
少人数クラスのTOEICスクールに通う場合はレベル分けがしっかりされているか、質問する機会が確保されているかを確認する必要があります。
マンツーマンクラスを受ける場合は教師の質が非常に大切となってきます。またレッスンが自分主導か教師主導かによって内容も必然的に変わってくるので自分の目的にあった内容のレッスンが受けられるかを確認する必要があります。

最後に

ご精読ありがとうございます。 良いTOEIC学校の選び方について説明させて頂きましたが、結局のところ結果が出るか否かは皆様一人一人の努力次第です。
TOEIC学校のできることは以下3つしかありません。
1.モチベーションを維持させる手助け
2.目標点数への正しい方向性(最短距離)を示す
3.英語やテストに関する知識のサポート
上記3つの条件をどの程度満たしているかで学校の価値が決まります。
料金については安いに越したことはありませんが、もし点数が上がらなければ、お金のみならず時間も無駄にしてしまいます。
せっかくお金を払ってTOEIC学校に行くと決めたならよりよい学校に行くことが結果的にお得です。
最後になりましたが皆様のご活躍とご健闘を心よりお祈り申し上げます。
 
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