TOEIC(トイック)700点をとるために必要なスキル

700点手前で悩んでいる人の多くの特効薬はずばり「多読」です。

600点までは小手先のテクニックで到達しますが700点となるとそうはいきません。基礎よりも実践と言ったところでしょうか。というのも「多読」をすることによってTOEICで高得点をとるのに必要な単語力と速読力が付きます。多読によって身に付く単語力と単語本によって身に付く単語力では質が異なり、前者こそがTOEIC、ひいては英語力アップそのものに必要な単語力です。また速読力はパート3,4,5,6,7で必要な力で、なんと全体の8割強にあたる169問に影響を与えます。
もちろん基本的な文法力が全くない人には難しいので「ある程度」の文法力は必要ですが一般的に日本人という人種は慎重になりすぎている傾向にあるように見受けられます。
できるだけ早く「多読」に挑戦してみましょう。
以下はパート別の必要知識及び学習方法です。

Part1 (総合点数に与える影響約3%)
500点600点同様、問題数の少なさから優先順位は高くはありませんが、常に5問は確保していく必要があります。

もしこれを下回っている場合には単語を覚えなければなりません。以下はpart 1にでてくる単語の中で比較的難解な単語の一部です。

動詞
lean(寄りかかる)
fold(折りたたむ)
examine(注意深く見る)
gaze(見つめる)
grasp(握る)
load(積み込む)
unload(降ろす)

名詞
wheelbarrow(手押し車)
ladder(はしご)
merchandise(商品)
vehicle(乗り物)
pedestrian(歩行者)
equipment(備品)

また、単語の響きや同義語で引っ掛けてくる問題も多く、特に受動態の進行形が使われている場合はいわゆる「ひっかけ問題」である可能性が多いので気を付けてください。

Part 2(総合点数に与える影響約12.5%)

こちらについても最低でも8割をおさえる必要があります。
Part2は4割前後が5W1H問題なので最優先はこの問題をおさえる必要がありますが、最近特に増えてきているのがお願い、許可、提案系です。
これらはそれぞれの意味のみならず、それらに対応する返事の仕方のパターンまでおさえる必要があります。
例えば
would you mind ~ing?(~していただいてもよろしいですか?)
に対する返答方法としては
Not at all.や
I’m sorry but …
などが代表的な返答方法ですが、
Would you like to ~?(~したいですか?)
に対しては
That would be great.や
No thanks.
などが代表的な返答方法です。
ここで重要なのがこれらを頭で理解するだけでは足りないのです。
正しい答えを瞬時に判断できなければすぐに次の問題にいってしまい、この問題のみならず次の問題まで影響を及ぼしてしまうのです。
勉強の仕方としてはパート2の問題と正答の選択肢のみを扱っているようなアプリか何かを入手し、ひたすら聞き続ける(聞きながらそれぞれの会話をイメージする)必要があります。

Part 3,4(総合点数に与える影響約34.5%)

Part3と4はそれぞれリスニング力40%、リーディング力30%、テクニック30%くらいとイメージしてください。
リーディング力やテクニックに関しては600点対策をご参照ください。
700点をとるためにはさらにリスニング力そのものを鍛える必要がありますが、パート2対策でリスニングを鍛えていただければリスニング力としては十分です。ただ、そもそもの単語力が不足していてはいけないので単語力を他のパートで補う必要があります。

Part 5(総合点数に与える影響約15%)

10分で30問を解き、7割以上取っていく必要があります。
勉強の仕方としては「ひたすら解く」です。
500問前後を何度も解き、全問正解できるようになったらOKです。
文法が苦手な人は理屈まで理解する必要はありません。とにかく正答を覚えてしまうまでひたすら解き続ければOKです。

Part 6(総合点数に与える影響約8%)

パート6に関しては必ず、全て読む必要があります。
以下はパート5との違いです。
① 時制の問題に関しては次の文を読む必要がある問題が多い。
② 語彙問題においても他の部分からヒントを得なければならない問題がある。
③ 文挿入問題は文章全体をしっかり把握しなければならない。

Part 7(総合点数に与える影響約27%)

冒頭でお伝えしたように700点の壁で止まっている人は文法力よりも語彙力よりも読解力を鍛える必要があります。
たしかに読解力を高める前提にある程度の文法力と語彙力が必要です。
しかし今まで大勢の受験生を担当してきて私が感じたことは一般的に日本人は「石橋をたたきすぎている」ということです。
素振りは大切ですが、いつまでも素振りをやっていても野球はうまくなりません。とくに英語は、というよりTOEICは基本的な文法と、「ある程度」の単語力を付けた後は、多聴多読が何よりの近道です。
人によっては単語力、文法力が全くない状態から洋書を読み英語が得意になった人もいます。
あの有名な脳科学者の茂木健一郎氏はこのように英語力を付けたそうです。
要は基礎はほどほどに実践を積みましょうということです。

 
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